フードバンクには少し珍しい野菜が届きました。
パルシステム東京から寄贈された里芋。皮をむいて、下茹でした半加工のパック入り、中型段ボール4箱分です。
里芋はもともと寒い時期の野菜ですが、今は通年、どこのスーパーでも売られています。ですが、フードバンクへの寄贈はそれほど多くありません。時折、大根や人参、玉ねぎなどの野菜に混じって少量提供されるぐらいです。
いつもお世話になるパルシステム東京多摩配送センターの増田勇さんによると、注文時の「ちょっとした手違い」で余剰品が出てしまい、フードバンクへ回してくれたようです。事情はともかく、ソスペーゾ多摩にはありがたいプレゼントです。
「要冷蔵」の品物ということで、ソスペーゾ多摩はメンバー2人が急遽出動して受け取り、大急ぎで市内の中間支援施設を通して、必要な家庭に届けました。
里芋といえば煮物料理が定番。あのねっとりと柔らかな食感が好き、という人もいます。配布先のご家庭は皆さん喜んでいました。配達しながら「お母さん方は、子どもたちに里芋の煮物料理などつくるのかなあ」と少し心配に。若い世代は煮物を食べる機会がすっかり減っているからです。
「ちょっと、これどう食べるの」「私も調理したことないけど、検索したらレシピ出てくるよ」。お母さん方が、こんな会話をしたかどうか知りませんが、後で聞いてみると、お互いラインで情報交換。煮物だけではなくサラダや揚げ物などバラエティあるレシピを探し、美味しく食べることができたということです。料理する時間がない人は、めんつゆなどで味付け、チンして食べた人もいたそうです。私たちが心配することはありませんでした。
里芋は皮むきなど下処理が面倒、「お年寄りの食べ物」と敬遠する人もいますが、工夫次第では若い人も美味しく食べられます。
フードバンクが珍しい食品を配ると、思わぬ発見もあって、配る側も、受け取る側も少し幸せな気分に…。そうなるといいですね。 (有道)
📷 里芋の煮物。インゲンの緑が彩りを添える。
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