いつもお世話になっている青果問屋さんから「これ、子どもたち食べるかな」と、トウモロコシの寄贈を受けました。埼玉県産だそうです。ありがとうございました。
本数に限りがあったので、すべての子どもたちには配ることができませんでしたが、受け取った子たちはラッキーでした。
今ではスイートコーンと呼ぶようですが、トウモロコシは代表的な夏野菜の一つ。この時期になると、札幌の大通公園ではトウモロコシ屋台(スタンド)から焼きトウモロコシの香ばしい匂いが漂い、初夏の風物詩となっています。
米、小麦と並ぶ世界3大穀物の一つであるトウモロコシは、新大陸の原産。コロンブスが欧州に持ち帰り、そこからポルトガル人の手を経て喜望峰を回りアジア方面に伝わったとされます。極東の遠隔地日本にまで伝来したのは16世紀ともいわれます。
統計によると、このトウモロコシ、食用とともに家畜の飼料としても多く利用されており、人類はこの穀物にどれだけ救われていることか、本当にありがたい存在ですね。
私自身も子どもの頃は、ざるに山盛りの茹でたトウモロコシをお腹いっぱい食べたものです。価格も安かったのか、我が家ではトウモロコシが半ば主食だったのでしょう。
お米が高騰の今、「フードバンクでもお米の代わりにトウモロコシを配ろうか」と話したりしますが、いずれ冗談として笑っていられない時代が来るかもしれませんね。
皆さん、ご存じとは思いますが、長野県信濃町の「とうもろし街道」には新鮮なトウモロコシの直売所が並びます。(有道)