お米の価格高騰がいつ落ち着くのか、依然として先行きが見えませんが、ソスペーゾ多摩は先日、お米を子どもたちに届けました。
昨年暮れに企業や個人の方々から寄贈されて、倉庫に保管していたもので、政府の備蓄米とは違います。今回は5kg入りのほかに10kg入りの袋も配りました。
お米を受け取ったシングルマザーからのメッセージです。
「この時期に10キロものお米をいただくなんて信じられないです。小学生の息子がご飯をお代わりするんですよ」
この男の子は、お米が高いのを知って、それまではご飯のお代わりを遠慮していたのでしょうか。子どもは大人が考える以上に、自分の家のことを分かっているんですね。まだまだ子どもだと思っている小学1年、2年生でも家庭の事情を実によく観察しています。これには驚かされることが多いです。
お米をもらってお母さんが喜ぶのは理解できますが、子どもが喜ぶなんて、なんとも複雑な気持になります。子どもは家計や食べ物の心配などせずに遊びに夢中のはずなんですが、今の世の中、どうなっているのでしょうか。
以前、「お米を買ったことがない」と失言して辞めさせられた大臣がいました。この方に、男の子の話を聞かせてみたいところですが、まあ話しても無駄でしょう。(有道)