梅雨の季節に入りました。「ジメジメ、うっとうしい」と嫌がる人も多いようですが、梅雨は米づくりには「恵みの雨」。梅雨から真夏へと続く高温多湿の気候があるからこそ、日本人は古来からお米を主食としてきたのですね。
ところが、近年は「線状降水帯が発生した」などと梅雨も豪雨被害が相次ぎ、「これから日本の気候風土はどうなるのだろう」と不安が増すばかりです。
私たちフードバンクの活動でも梅雨の季節は難敵です。大量の食料を集めて、子どもたちに配るのは、大半が屋外での仕事。ソスペーゾ多摩は、近くの青果問屋さんから週に何回か大量の果物、野菜を分けていただき、その日のうちに子どもたちに配っています。
りんご、みかん、柿、桃、柿、きゅうり、トマト、ニンジン、ナス、バナナなど。
屋外の集積場で、いただいた野菜・果物を仕分けし、車に積み込ます。雨の日は大変です。積まれている段ボールがびっしょり濡れて底が抜けてしまいます。そこで乾いた段ボールを持ってきて、ひとつひとつ詰め替えることになります。
青果問屋さんでの集荷は4人のボランティアが交代で担当していますが、皆さん身体を濡らしながらも黙々と作業を続けます。
美味しい果物や野菜を無償で提供してくれる業者の方々に感謝しつつ、子どもたちのために「雨ニモマケズ」。
ありがたいですね。 (有道)