2025/06/15

食の支援講座開く

  「フードバンク活動を知ろう」をテーマに「食の支援講座」( 主催:多摩ボランティア・市民活動センター)が先日、523日に多摩市の同センターで開催されました。

 講座には多摩市および近郊の市民ら18人が参加。静岡でフードバンクを広く運営する認定NPO法人Popolo事務局長鈴木和樹氏が講演し、日本の食料事情について詳しく解説してくれました。その上で「食品ロスと貧困問題は重大な社会的課題」と指摘、「もったいない精神」の下に「フードバンクの役割が今後、さらに重要となるだろう」と訴えました。

 鈴木氏は静岡県内でのフードバンク活動の実情も紹介し、2011年に始めた取り組みが今、大きく育っており、「食料支援の一方で生活上の悩み事相談も受けるなど、地域支援の輪を広げていきたい」と抱負を述べました。

 この後、ソスペーゾ多摩の吉岡美香代表が、多摩市を中心とするフードバンク活動の状況について話しました。

 昨今の経済格差拡大の実態を受けて子どもへの食支援に対する関心は高く、会場では熱心にメモをとる姿も見られました。

 今回の講座をきっかけに、私たちソスペーゾ多摩への支援がさらに広がるよう願っています。