2025/12/21

サンタがやって来た

  今年も、子どもたちが心待ちにするクリスマスケーキとお菓子を配りました。

 真っ白な生クリームに赤いイチゴが色鮮やか、ベーシックなデコレーションケーキです。とっても小さなケーキですが、キャンドルに灯をともし、歓声を上げる子どもたちの姿が目に浮かびます。

 私たちがXマスケーキを配るのは今年が5年目。「生まれてまだXマスケーキを食べたことがない子どもがいる」と聞いたのがきっかけでした。「食事を満足にとれない子どもたち」を支援するフードバンクは、主食用の食材が最優先。お菓子や飲料は配っても、値の張るXマスケーキはとても無理。フードバンクの限られた予算では「手が届かない」と、端から諦めていました。 

 そんな時に協力を申し出てくれたのが近くのケーキ屋さん「シャトレーゼ京王堀之内店」(鳥潟徹也店長)でした。

 小さな丸形いちごケーキに手を加えた特製ケーキを、特別価格で提供してくれることに。「メリークリスマス」と書かれたデコレーションやキャンドルはサービス、追加分のケーキまで寄贈してくれました。

 昼前にケーキを受け取り、その足で子どもたちへ配達。ケーキの箱を受け取った子どもたち、最初は何が起きたのか信じられない様子で、それがクリスマスケーキと分かると、顔から笑みがこぼれました。

 ボランティアメンバーの一人が赤いサンタクロース姿でお菓子も渡し、子どもたちには素晴らしいクリスマスになったようです。やはりXマスケーキはふつうのショートケーキとは違う特別なものなんですね。

 イルミネーションまたたくクリスマスツリー、サンタクロースのプレゼントやXマスケーキに心躍らせた幼いころの幸せな時代を、懐かしく思い出す人も少なくないはずです。何か悲しいことがあって、苦い思い出と重なる人もいるでしょう。

 それでもクリスマスの思い出はいつまでも残り、誰もが心の中にいくつものクリスマスをしまい込んでいるのかもしれません。

 クリスマスはイエス・キリストの生誕を祝う日なので、キリスト教徒の国ならば、どこも同じ過ごし方をするのかというと、そうではないようです。各国、各地方それぞれ違った楽しみ方があるそうですね。ただ、日本も含め、キリスト教徒以外の人々もクリスマスを楽しむ文化は、今や現代世界に広く定着しています。

 皆さんも聞いたことあると思いますが、クリスマスにイチゴのデコレーションケーキを食べる習慣は日本独特のもので、海外では一般的ではないようです。      (有道)

   ——Merry Christmas——